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健康な歯がうつを予防

2021年6月14日

日野駅近くの歯医者、日野新町歯科医院です。

東京医科歯科大学は5月25日、残存歯が多いとうつ症状が少ないという、口腔と精神的健康の因果関係を明らかにした。

この研究は、同大学大学院医歯学総合研究科国際健康推進医学分野の松山祐輔助教の研究グループと、ラドバウド大学のStefan Listl教授、ヴッパータール大学、キングス・カレッジ・ロンドンとの共同研究によるもの。

また、文部科学省科学研究費補助金のもとで行われたもので、その研究成果は、国際科学誌Epidemiology and Psychiatric Sciencesにオンライン版で発表された。

<<研究の背景>>

近年、口腔と精神的健康の相互の関連が報告されている。しかし、口腔の健康が精神的健康に影響するかどうか調べるには、社会経済状況や健康関心度など様々な背景因子を考慮する必要があり、これまで因果関係は明らかではなかった。

また、米国ではう蝕予防のために70年以上前から水道水フロリデーションが実施されているが、導入時期や人口カバー割合が地域で異なっている。

本研究は、この差を自然実験(公共政策や災害などの外的要因が、ある要因を変化させている状況)ととらえ、水道水フロリデーションという外的要因で守られた歯が、うつ症状を減らすかどうかを明らかにすることを目的とした。

<<歯を1本失うごとにうつ症状が増加>>

本研究では、米国のBehavioral Risk Factor Surveillance System(BRFSS)のデータを分析。2006年、2008年、2010年調査のいずれかに参加した人のうち、1940〜1978年に生まれた約17万人のデータを分析した。

上記17万人のデータの中から、永久歯が生える年齢に相当する5〜14歳の10年間における各地域の水道水フロリデーション人口カバー割合を算出。それを水道水からのフッ化物曝露の指標とし、喪失歯数との相関を調査した。

分析の結果、5〜14歳における水道水からのフッ化物曝露は、大人になってからの残存歯数に強く関連することが明らかになった。

さらに、うつ症状を評価するPHQ-8 得点*と喪失歯数の相関を調べた結果、歯を1本失うごとに、うつ症状得点が0.146 点高くなることが判明。また、統計的に有意ではないものの、歯を1本失うごとに、中等度以上のうつ症状(PHQ-8 得点 10点以上) がある人の割合が0.81パーセント・ポイント増えることが明らかになった。

* PHQ-8(Patient Health Questionnaire-8 depression scale):0〜24点の値をとり、得点が高いほどうつ症状が重度であることを示す

口腔疾患は多くの人にみられる病気で、日本でも約4,000万人に未治療のう蝕があると推計されている。

一方で、口腔疾患はフッ化物応用の普及、砂糖摂取の減少、禁煙環境の整備などで予防可能である。本研究から、自分の歯を多く保つことは、うつの予防にもなる可能性が示された。

出典
健康な歯がうつを予防する―自分の歯が1本多いと、うつ症状得点が0.15点減少―(東京医科歯科大学プレスリリース)

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